嬉しいことに、白人集団を対象とした初の反復低強度赤色光療法による12カ月間無作為化比較試験、および同療法とオルソケラトロジーの併用療法とオルソケラトロジー単独療法の有効性を比較する無作為化比較試験が、いずれも『英国眼科学雑誌』に掲載されたことを発表できることを喜ばしく思います。
本研究における12カ月間の主な研究結果:
- 反復低強度赤色光療法とオルソケラトロジーの併用群とオルソケラトロジー単独群との間で、眼軸長変化の補正平均差は-0.226ミリメートルであった
- 反復低強度赤色光療法とオルソケラトロジーの併用群では、眼軸長が平均で短縮し、その値は-0.124ミリメートルであった
- 12カ月時点で、この併用療法群の小児80%において眼軸長が0.05ミリメートルを超えて短縮した
- 反復低強度赤色光療法の治療コンプライアンス中央値は71%であった
- 研究期間を通じて有害事象の報告は一切なかった
研究の意義
現在、世界各国で異なる集団を対象とした反復低強度赤色光療法に関連する研究が実施されているが、本研究は欧州白人集団を対象に実施された同療法による近視管理に関する研究結果として初めて発表されたものである。重要なことに、スペインにおける本研究結果は、これまでアジア人集団で実施された反復低強度赤色光療法とオルソケラトロジーの併用により眼軸長の平均短縮が達成された研究データと一致しており、同療法の治療効果が世界的に一貫していることが裏付けられた。
本研究成果の発表は、反復低強度赤色光療法の国際的なエビデンス基盤を強固なものとする画期的な一歩であり、欧州集団における同療法の有効性、安全性および忍容性について臨床医が理解するための極めて価値の高い参考資料を提供するものである。
本プロジェクトにおけるスペイン研究チームの緊密な協力、および反復低強度赤色光療法による近視管理に関する科学的理解の推進に貢献された同チームの尽力に心より感謝申し上げます。彼らに心からの祝意を表するとともに、今後も同療法に関する国際的な研究データがさらに多く発表されることを期待しています。